世界遺産候補 彦根城について調べてみました。
「彦根城」は、滋賀県彦根市にある国宝の城です。現在、ユネスコの文化遺産に登録されている「姫路城」と並び、国宝に指定されています。また、国の特別史跡でもあります。1992年に日本の世界遺産暫定リストに登録されました。
彦根城は、地理的には湖と山の間の狭い平地に立地し、東国と西国の結節点に位置します。そのため、壬申の乱、姉川の戦い、賤が岳の戦い、関が原の戦いといった、日本史上重要な合戦が古来からこの地域で勃発しており、城郭は戦略の重要な拠点となってきました。豊臣秀吉が石田光成を、徳川家康が井伊直正をそれぞれこの地に配したのも、その地理的な重要性からです。また、幕末の大老、井伊直弼は藩主となるまでの青春時代をこの城下町で過ごしています。直助がその不遇の時代をすごした屋敷は、「埋木舎(うもれぎのや)」として現存しています。
数多くの映画やドラマのロケ地として利用されたことで、知っている方も多いのではないでしょうか。たとえば、『武士の一分』や『大奥』にも登場しています。2006年には、日本の100名城の50番目にも選定されました。