マルタ共和国の世界遺産について説明します。
長靴の形をしたイタリア半島、そのイタリア半島がコツンッとシチリア半島を蹴ったとしましょう、そのときコロンと弾かれたしまった小さな小石が3つ、まさにそんな感じのちっちゃな島3島から成るのが、マルタ共和国です。マルタ島、ゴゾ島、そしてその間に挟まれた更にちっちゃなコミノ島です。地中海性気候のため、夏は暑く乾燥しますが、冬は温暖で雨が多い天気です。
地中海にコロンと浮かぶ、この島国は、カルタゴ、共和政ローマ時代に地中海貿易で栄え、その後イスラム帝国の支配下に入ったこともありました。そしてそれに抵抗して戦ったのが、この土地の名前の由来ともなった、マルタ騎士団です。
この小さな国家には3つの世界遺産があります:
●ハル・サフリエニ地下墳墓(80 文化遺産)
●ヴァレッタ市街(80 文化遺産)
●マルタの巨石神殿群(80、92に拡大へ 文化遺産)
2004年には欧州連合にも加盟し、2008年からは統一通貨ユーロが導入される予定です。ちっちゃな国の大きな国際デビューです。
地中海の楽園を訪れたら、かつての繁栄をしのばせる豪華な宮殿と共にその自然を満喫したいものです。